33歳、斜視手術受けました

33歳で外斜視の手術を受けました(両目)。同じように悩んでいる方の少しでも参考になればと思い体験談を紹介します。

33歳が斜視手術を決心した理由5点

f:id:yukibnb:20191128005245p:plain
こんにちは!

このブログでは33歳男性の僕が斜視手術(両目)を受けた体験談を紹介します。

ひとつめとなるこの記事では僕が斜視手術を決心した理由5点をお伝えします。

術前~術後経過まで複数の記事に渡って執筆していきますので、同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。

ブログを開設した経緯やプロフィールなどは以下ページをご覧ください。
www.neweyes.jp

本ブログに記載する内容はあくまで私の体験に基づくものです。
みなさん自身に当てはまるとは限りませんので、必ず専門医にご相談ください。

 

手術を決心した理由

その1: 相手の目を見てコミュニケーションしにくいから

自分にとって最も大きい理由はこれです。

プライベートや仕事で日々多くの方と会いますが、しっかりと相手の目を見て話すことが難しいです。

難しいというのは視点が合わないから「物理的に難しい」という点と、相手が斜視のことを気にするんじゃないかと考えてしまって「精神的に難しい」の2点があります。

手術を決めた要因として大きかったのは後者の「精神的に難しい」です。

自分が斜視であることは中々オープンに話しづらいことですが、同じように周囲の人も斜視について話をすることは難しいと思います。

そうこう考えるうちに「視点が合っていない目を直視されたくない」のと同じぐらい「視点が合っていないことに対して相手に気を使わせたくない」と思うようになりました。

 

その2: 球技がしにくいから

学生時代からサッカーをしていて、今も数カ月に一回フットサルをしています。

斜視のおかげで遠近感がとりくく簡単なパス交換にも影響がでます。

自分にとって大きな楽しみでありストレス発散にもなるサッカーやフットサルに影響がでるのは困る、というのも手術を決めた理由のひとつです。

 

その3: 集中力の維持が困難だから

僕は仕事柄一日中ずっとパソコンを使用しています。

斜視じゃない人でもパソコンの画面を見続けるのは疲れますが、斜視だとさらに顕著です。

また僕は本を読むのも好きなのですが、パソコンと同じくかなり疲れます。

自分の場合、疲れ目ではなく眼精疲労でした。

このままでは仕事の効率が落ち、新しい知識を習得してスキルアップするための学習にも影響がでてしまう、というのも手術を決めた理由のひとつです。

 
※疲れ目と眼精疲労の違いについては以下NHK健康チャンネルの記事をご覧ください。
www.nhk.or.jp

 

その4: 年齢と共に筋力が低下してきたから

斜視という名前を知ったのが30歳前後だったと記憶しています。

それ以前は斜視というもの自体知りませんでしたが、おそらく中高ぐらいからは症状が出ていたと思います。ですが昔の写真を見返しても、ごくたまに視点が外れているものはあるものの多くは視点が合っていました。

学生時代のサッカー部での活動に影響したとも思えないです。

それが年齢と共に、特に30歳前後頃からほぼ常に視点がずれている状態になりました。

後の診察で担当の先生から加齢により目の筋力が衰えてきたことが原因と教えて頂きました。

足腰の筋力が弱まって「10代20代の頃はもっと動けたのに!」と思うことは日々ありますが、まさか目の筋力も年齢と共に衰えるというのは目から鱗でした。

 
※目の筋力の衰えについては以下NIKKEI STYLEの記事をご覧ください。
style.nikkei.com

 

その5: 斜視手術は一般的だと知ったから

学生時代からサッカーをしていたので色々と怪我は経験してきました。

捻挫、肉離れ、打撲、骨折などです。骨折した時は全身麻酔で手術もしました。

ですので痛いことや手術に対しては耐性がある方だと思いますが、目の手術をするなんて考えたこともありませんでした。

30歳前後に斜視という病気があることを知り、それが手術で改善できるということも知りました。「もしかして自分も手術したら改善するんじゃ?」と考えだしたのはその頃です。

でも知った当初は「眼に小さなゴミが入っただけでも痛いのに、切ったり縫ったりするなんて恐ろしい...」と思い手術を検討することはありませんでした。

そのまま時が過ぎ33歳になりました。筋力の衰えと共に症状が重くなってきたこともあり、改めて手術について真剣に考えることにしました。

そして色々な病院のHPを調べるうちに、「実は斜視手術って一般的な手術なのでは?目の手術なんてこの世の終わりと思ってたけど自分もできるのでは?」と思うようになりました。

その理由は以下です。

  1. 年間何百件も斜視手術を実施している病院がいくつもある
  2. 想像していたより安い
  3. 全身麻酔で手術を受けることができる病院がある
  4. 子どもでも手術を受けている

年間何百件も斜視手術を実施している病院がいくつもある

年間の斜視手術数をHP上で公表している病院は多くあります。例えば順天堂大学医学部附属順天堂医院さんでは年間約200件の斜視手術を行っていると以下HPに記載があります。
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/ganka/patient/pediatric_strabismus.html

年間でこんなに多くの人が斜視手術を受けているんだと考えると、手術が身近に感じるようになりました。

 

想像していたより安い

そして目の手術ってめちゃめちゃ高そう!と勝手に思っていたのですが、調べてみると想像よりはるかに安かったです。医療法人社団 医新会さんの以下HPでは手術費用を細かく紹介しています。
www.ocular.net

もちろん斜視手術と一言で言っても人によって内容は違うため費用は異なります。

ですが「斜視手術って目の手術だし何十万もかかるんじゃ...?」と思っていたので、調べてみると「え、こんな値段で手術受けれるの?」と驚きました。

 

全身麻酔で手術を受けることができる病院がある

色々な病院のHPを見ていると『成人の斜視手術は局所麻酔で行います』と書いてあることが多く、「局所麻酔怖い...」と思っていました。

手術の怖さ以前に、局所麻酔自体も怖いと思っていました。

そこからさらに調べてみると、成人でも全身麻酔で手術を受けることができる病院があることを知りました。

骨折手術で全身麻酔を経験していたので、「全身麻酔だったら斜視手術受けられるかも」と思うようになりました。

 

子どもでも手術を受けている

斜視手術について調べていると、むしろ成人よりも子どもの斜視について記載している病院のHPが多い印象を受けました。

そして斜視の手術を受けている子どもが多いことも知りました。

小さい子どもが勇気を出して頑張っているのに、いい歳した大人がビビってたら格好悪いと自分に言い聞かせるようになりました。

 

まとめ

33歳男性の僕が斜視手術を受けることを決めた理由を紹介しました。

今この記事を書いているのは斜視手術を受けてから1か月半後です。

手術を決心するまではすごく悩みましたが、決心して手術を受けて良かったと心から思っています。世界が変わった、というのは決して大げさではありません。

このブログでは手術前から手術後の経過まで体験談を書いていきます。マイペースな投稿になると思いますが、自分と同じように斜視で悩んでいる方の参考になればうれしいです。

本ブログに記載する内容はあくまで私の体験に基づくものです。
みなさん自身に当てはまるとは限りませんので、必ず専門医にご相談ください。