こんにちは!
すごく久しぶりの投稿になりました。
2019年10月に両目の外斜視手術を受けて1年3カ月が経過しました。現在の目の状態や2020年10月に受診した手術後1年の診断について僕の体験談をお伝えします。
本ブログに記載する内容はあくまで私の体験に基づくものです。
みなさん自身に当てはまるとは限りませんので、必ず専門医にご相談ください。
手術後1年3カ月の目の状態
現在目の状態はすごくいいです。
手術をして良かったと今でも思っており、むしろ「もっと早く手術をしておくべきだった」とさえ思っています。
人生を変えたと言っても大げさではないと思っています。
現在の私の目の状態について細かく項目を分けて紹介します。
「もどり」の具合
斜視手術では手術後に再度斜視の症状があらわれることがあり、「もどり」と呼ばれています。
斜視手術では、もどり(手術後に再び外斜視となる)が出現する場合がしばしばみられるため、手術時期を含めた慎重な検討が必要です。
参照: 日本弱視斜視学会 外斜視
もどりの可能性は手術前の診断時から十分説明を受けており、僕も納得して手術を決めました。
そのため多少もどっても仕方ないと思っていたのですが、幸いなことに現時点ではもどっていません。
立体視
まず前提として斜視が矯正されても立体視が回復するとは限りません。
3D映画や3Dテレビを楽しむには立体視の働きが必要ですが、立体視の発達は生後1歳半までに終了します。この期間、斜視の状態が続き、両眼視の機会が与えられないと、大脳視覚野における立体視の発達が得られず、後日、斜視が矯正されても立体視は回復しません
参照: 川崎医科大学 総合医療センター
幸い僕は手術によって立体視が回復しました。
手術後1年3カ月経過した現在でも立体視に問題はありません。
複視
複視とはモノが二重に見えることです。
手術前の診断時に手術後複視が生じる可能性があると説明を受けていました。
幸い手術後に複視は生じておらず、1年3カ月経過した現在でも問題はありません。
眼精疲労
劇的に改善しました。
僕は仕事柄1日中パソコンを操作しています。
そもそも健康な目でも1日中パソコンの画面を見続けると目が疲れますが、僕の場合は斜視の影響もあり眼精疲労がかなりひどかったです。
パソコンだけでなく本を読むのも一苦労でした。疲れるだけでなく集中力が続かないため読む時間もかかりますしインプットの効率も悪かったです。
それが手術の結果劇的に改善しました。表現が難しいですが常に目がすっきりしている状態です。
仕事の効率も大きく向上しました。
自信
手術以前はしっかりと相手の目を見てコミュニケーションすることに難しさを感じていました。
難しいというのは視点が合わないことによる「物理的な難しさ」よりも、相手が自分の斜視のことを気にするんじゃないかと考えてしまう「精神的な難しさ」です。
手術によって「物理的な難しさ」だけでなく「精神的な難しさ」も解消しました。
2020年はZoomやGoogle Meetなどを使ったWEB会議の機会がかなり増えましたが、対面だけでなくWEB会議でも「精神的な難しさ」を感じることはなくなりました。
このストレスがなくなり自分に自信を持てるようになったことは手術の大きな成果の一つです。
手術後1年経過時の診断について
手術から1年が経過した2020年10月に手術を受けた病院で経過を診るための診断を受けてきました。
手術前に受けた診断と同じく以下のような内容です。
- 視能訓練士による検査 (約60分)
- 医師による診断 (手術を執刀した医師)
自分自身では目の状態はすごく良かったのですが、視能訓練士や医師から診た僕の目の状態はどうなのか少し心配はしていました。
しかしその心配は無用だったようで、検査の結果状態は良好でした。
立体視についても正常な成人と同程度できているとのことでした。
自分の肌感覚だけでなく診断の結果良好とわかったことで一層安心しました。
手術を担当して頂いた病院のみなさんには感謝の気持ちしかありません。
まとめ
外斜視手術から1年経過後の手術後診断について、1年3カ月経過後の目の状態について紹介しました。
僕と同じような状況の方の参考になれば幸いです。
本ブログに記載する内容はあくまで私の体験に基づくものです。
みなさん自身に当てはまるとは限りませんので、必ず専門医にご相談ください。